Aコードのおすすめの押さえ方

Aコードはしょっちゅう出てくる主要コードです。
基本の押さえ方は、人差指で人差指で4弦、中指で3弦、薬指で2弦を押さえます。
これでも問題ないのですが、中指で4と3弦、薬指で2弦を押さえる方法がおすすめです。
その理由は、コードチェンジが効率的になるからです。

2本指Aコードの押さえ方

はじめての人は、以下の手順でやってみましょう。

1. 中指で4弦、薬指で2弦を押さえます。A7のコードです。

2. 中指の指先を倒し、指の腹で3弦を押さえます。

(1)(2)を一度で押さえられるように練習しましょう。

コードチェンジが効率的になる

2本指Aコードのメリットは、人差指が空くのでコードチェンジがしやすいことです。

●E→A→E→A

Aにチェンジした時も3弦の1フレット上に人差指を浮かせておくだけなので無駄な動きがなくなります。

●A→C→G→D

ロックっぽいコード進行ですが、中指を同じポジションのままCにチェンジできます。

●A→AM7→A7→D7

これはクリシェを使ったコード進行例です。

クリシェは、コードの中の音を順に下げたり上げたりして、装飾的な変化をつける技法です。
3弦のA/A♭/Bの変化がクリシェです。

理屈抜きで、弾いていて気持ちいい進行ですね。

3本指Aコードの場合だと、A→AM7で中指を人差指を入れ替えるように移動させなくてはいけませんが、2本指Aコードの場合は、中指はそのまま立たせて人差指で3弦を押さえるだけなのでとてもスムーズです。