【厳選10選】初心者におすすめアコギメーカーまとめ
初めてギターを買う時にはとにかく迷いますよね。
予算、見た目などいろいろ考えるかと思いますが、メーカー選びも重要なひとつだと思います。
同じ値段で買うなら、気に入ったメーカーのものを選ぶ。
そういう人も多いかと思いますので、有名な各メーカーをダイジェストで紹介していきます。
世界はもちろん国内にも優れたメーカーがたくさんありますが、初心者の方のためになんとか絞り込んでみました。
- 歴史と実績がある
- ギター弾いてる人なら誰でも知ってる
- 10万円以内で購入できるモデルがある
- 比較的どこでも入手しやすい
といった視点からみて、10メーカー(ブランド)をピックアップしました。
Martin(マーティン)
1833年にはじまった超メジャーなアコギメーカーです。
ボディのくびれが緩やかで大きめなサイズのドレッドノートや、くびれの強い OOOタイプなど、アコギの基本形とも言える形を生み出しました。
これは1930年代のことですが、スタンダードデザインとして現在でも存在しているというのがすごいところです。
設立から手作業での生産をしてきましたが、1990年代からは機械加工も進められ、初心者でも手の出せる廉価モデルが登場。マーティン品質を維持しながらも常に新しい物作りに挑戦し続けています。
多くのギタリスト憧れの最高峰のモデルと言えば、D-45が有名です。
ぼくがD-45を初めて弾いた時は、(残念ながら買ってはいませんが…)その中低音の安定感の良さとお腹にジワーと響く音の広がりにめちゃくちゃ感動したことを、今でもはっきりと覚えています。
Taylor(テイラー)
1974年、ボブ・テイラーとカート・リスタグによって創立されたアメリカの代表的なメーカーです。
それほど長い歴史ではないのですが、一流のメーカーにまで到達。この2人のすごいところは、経営面でもクラフトマンシップの面でもレベルアップを常に続け、会社を成長させたところですね。
ギターの見た目のキレイさはもちろん、音の立ち上がりや音の伸びが良く、多くのギタリストを魅了しています。
さらに、アンプからの出音が生音のサウンドに近く、ハウリングにも強いという独自のピックアップシステムも導入し、世界のミュージシャンからも高く評価されています。
Fender(フェンダー)
ストラトキャスターやテレキャスターなどエレキギターとして超有名なブランドですが、アコギもフェンダーらしいというか、シャキっとした癖のない音を実現しています。
エレキと同じヘッドのデザインやちょこんと凹みのあるピックガードのデザインも特徴的で遊び心を感じますね。
エントリーギターとしてはどれも充分おすすめできるレベルだと思います。
K.Yairi(ケー・ヤイリ)
1965年に設立されたヤイリギター。
職人と材料を会社の財産と考えて、メイドインジャパンにこだわる岐阜県のメーカーです。
30人の職人による手作りで、1日に20本程度を生産しており、1970年代からこのスタイルを守っています。
ギターの細部にわたりこだわりが詰まっていて、美しさとフィット感を追求した手仕事はもちろん、音色へのこだわりもすごいです。
温度・湿度を調整したシーズニングルームという部屋で、大音量でクラシックなどの音楽を聴かせることで、ボディに音の響きを覚え込ませるという情熱の注ぎ方は感動ものですね。
もう、脱帽です。
Takamine(タカミネ)
1959年、岐阜県にて楽器工房を開始、そして1970年代に「Takamine」ブランドを立ち上げ、海外向けにアコギの輸出をはじめました。
79年4月、初のエレ・アコが海外で発売され、「エレ・アコのタカミネ」という名は、一気に海外に広まりました。
イーグルスの名曲「ホテル・カリフォルニア」の有名なイントロで、タカミネの12弦エレ・アコが使われたのは有名な話です。
その後、国内のミュージシャンにも使われるようになりました。
その人気は今も健在。アコギとエレ・アコの最上級の音を追求し続けています。
YAMAHA(ヤマハ)
国内の大手メーカーです。
1900年、国産第1号となるピアノ製造からはじまり、アコギはもちろん、エレキギター、ドラム、ベース、管弦打楽器、デジタル楽器、PA機器など幅広く展開。世代やジャンルを超えて、国内外の多くのファンから愛され続けています。
中低音の響きが魅力のFGシリーズが有名ですが、高い技術力を活かしつつ、低価格帯のギターも多種多様にあり、初心者にはありがたい存在です。
Aria(アリア)
1960年、ギターブランドAriaを立ち上げ、1975年からスタートさせたエレキギターブランド“AriaProII”で海外のロックアーティストから絶大な支持を集めました。
アコギやエレアコ、バンジョーなど幅広く生産していて、創設以来培った豊富な知識を生かし、低価格でも高いコストパフォーマンスを実現しています。
Ibanez(アイバニーズ)
星野楽器のギターブランドです。
1935年から弦楽器の製造をはじめ、1970〜1980年代には海外のトップアーティストの間で高くエレキギターが評価され、多くのファンを獲得しました。
今なお、その人気は衰えることはありません。
エレアコやアコギの評価も高く、価格帯も手頃で品質の高いものがたくさん揃っています。
Morris(モーリス)
以前から製造はしていましたが、1972年から正式にMorrisというブランドで良質なアコギを作り続け、国内外で多くのファンから愛されています。
強度とサウンドの良さを持ち合わせたアリ溝方式というネックとボディの接合法やフレットの後打ち、すべてのギターを国内工場で検品など、独自の基準を徹底して品質の統一化を図っています。
良心的な価格のラインナップも豊富です。
Headway(ヘッドウェイ)
1977年、最高のアコギ作りを目指す職人・百瀬恭夫と八塚恵が立ち上げた長野県松本市のギターメーカー。
1970~80年代、多くのミュージシャンから高いクオリティが評価されていましたが、1983年、2度の火災に見舞われ、アコギの製造を停止。
その後は、エレクトリックギターの製作工場として稼動していました。
1999年、ヘッドウェイのアコギの復活を望む声が高まり、生産を再開。
今も最高品質のアコギを目指し生産を続けています。
2015年には職人・百瀬恭夫が平成27年度卓越技能者知事表彰「信州の名工」として選出されています。
以上ギター選びの参考なれば、幸いです。