【ピックの選び方】アコギ初心者ならトライアングル型がおすすめ

ギタリストにとって、ピック選びはかなり重要です。
初心者セットや弦のおまけについているピックをそのまま使っている方もいるかと思いますが、自分に合ったピックを使わないとうまく弾けなくて上達が遅れることだってあります。
高い買い物ではないので、いろいろ試して自分に合ったピックを見つけましょう。
とはいえ、形状や厚さなどたくさんの種類がありますので、どれがいいか悩んでしまうと思います。

アコギ初心者ならトライアングル型がおすすめ

形状については、主に4種類あります。
ティアドロップ型:一番よく使われている涙の形のピック
トライアングル型:三角形の形のピック(おにぎり型とも言います)
ジャズ・タイプ:ティアドロップ型のサイズを小さく先端をシャープにしたもの
サムピック:フィンガースタイルで弾く場合に親指にはめて使用

細かいフレーズやアルペジオなどを弾くわけでなければ、ティアドロップ型かトライアングル型の2択でいいと思います。
中でも初心者の方におすすめなのは、トライアングル型です。

その理由は3つ。

①安定しやすい
トライアングル型を持った場合、指に触れる面積がどのピックよりも広いので、ピックの位置が安定し、ズレにくくなります。
ティアドロップ型の場合、慣れないうちはピックが弦に強く触れたりすると、すぐズレてしまい何度も持ち直すことになるかもしれません。

②ズレても持ち直しが楽
万が一ズレてしまっても、弾くポイントが3つあるため、慣れてくれば手元を見直すことなく簡単に持ち直しができます。
ちなみにティアドロップ型の場合、弾くポイントが1つだけなので、どうしても直接見ながら持ち直してしまうのです。

③長持ちする
ピックは消耗品です。
弾けば弾いた分、少しずつ削れてゆき、いずれは先端が丸くなり使えなくなります。
トライアングル型は、弾くポイントが3つあります。
ということは、単純にティアドロップ型より三倍長持ちすると言えるのです。

ちなみに、ぼくはトライアングル型を愛用しています。
少し削れてたら弾くポイントを変えながら、かなり角が丸くなるまで使っています。

厚さは薄いものから自分の好みを見つけよう

厚さについては、大まかに3種類あります。
S(ソフト)0.5mm前後(THINと書いてあるものもあります)
M(ミディアム)0.7mm前後
H(ハード/ヘヴィー)1mm前後

弾き方にもよりますが、厚さによって大きく変わるのはアタック音です。
厚ければガツンとはっきり音がして、薄ければ柔らかいサラッとした音になる傾向があります。

あとから音を増幅させることのできるエレキギターと違い、アコギの場合はダイレクトに音が出ますので、ピックの厚さによって音圧が影響されやすいと言えます。

とはいえ、最初から初心者の方が厚いピックを使うと、弦にピックが引っかかってしまいスムーズに弾けないことがあります。
その場合は、Sのような薄くて、しなりやすいピックを使うことをおすすめします。
柔らかく引っかかりが弱いので、ストロークも比較的楽に弾けるのではないかと思います。
音が薄っぺらくて物足りないと感じるかもしれませんが、慣れてくれば少しずつ厚いピックに持ち替えるようにすればいいのです。

指の長さや好みは人それぞれですので、いろいろ試して自分に合ったピックを見つけてください。
そのほか、憧れのアーティストの使っているピックを参考にするのもいいでしょう。

それでは、弾き語りライフを楽しんでください。